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■ 蜂窩織炎(ほうかしきえん)
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ネットでニュースを見ていたら気になる記事があった。
”細菌感染による蜂窩織炎(ほうかしきえん)と血管浮腫という奇病にかかり、約2週間入院していたキングコングの梶原雄太(25歳)”
キングコングとは、吉本所属の人気お笑いコンビだ。
この蜂窩織炎と言う病気は歯医者に関係の深い病気である。
大学の時、写真を見せられた事があるが、歯の治療を途中で止めたために根っこから細菌感染を起こして重態になった人がいた。
その人は緊急手術を受けて一命を取り留めたが、”たかが歯の治療で命を落とすなんて”と思ったらしい。
”されど命”である。
もう少し詳しく説明すると、歯の根っこの先から入った細菌が感染症を起こす。
それがもっと進行して骨と粘膜の間に侵入する。
骨と粘膜は強固に密着してるわけではなくて、結合組織と言う目の粗いスポンジのような繊維でつなぎとめているだけ。
その間に細菌が侵入すると爆発的な勢いで増殖し、組織が壊される。
またここは薬も効きにくく、治療が難しい場所でもある。
実は非常に危険な病気なのだ。
たかが歯の治療を放置しただけでそんな病気になったら命まで落としかねない。
歯の治療は完全に終わるまで継続する事が大事である。
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